ビジネスシーンなどでよく使われる言葉の1つに「理不尽」という言葉があります。
わかりやすく言うと「理にかなってない」という意味の言葉になるのですが、今回は「理不尽極まりない」という言葉に着目してみました。
「理不尽極まりない」とは「りふじんきわまりない」と読みます。
私も自分が納得がいかない時などに使った経験があります。
この記事では、理不尽の意味と理不尽極まりないの正しい意味と使い方や理不尽極まりないと同じ意味や使い方の類義語について解説しています。
理不尽極まりないとは?正しい意味と使い方

まずは理不尽極まりないの「理不尽」の意味について考えてみましょう。
- 理にかなわない仕方で行うこと、その態度・様子を意味する。
「理にかなわない」とは道徳的に当たり前ではないことや、論理的に考えたら間違っている事を意味します。
ビジネスなどで自分は全く悪くない場合に上司に怒られる時など「理不尽」だな・・・という使い方をします。
常識的に考えればわかりそうなのにその通りにしない行動などを指します。
次に理不尽極まりないの「極まりない」の意味を考えてみましょう。
「極まり」に形容詞化する「ない」がついたもので、際限がない、無限、限りない、果てしないと同じ意味になります。
すごく理にかなわない不当な扱いを受けたということを意味する言葉になります。
したがって、理不尽極まりないの正しい意味は「ものすごく理にかなっていない」という意味で考えるといいでしょう。
理不尽と理不尽極まりないの正しい使い方
理不尽と理不尽極まりないの正しい意味については、例文を交えて考えてみましょう。
- 会社の上司から理不尽な扱いを受けた
- 理不尽な扱いには慣れている
- 理不尽な扱いをし続けているといつか自分が痛い目に合う
上の例文を見てもわかるように、理不尽という言葉の正しい使い方は「おかしい」と置き換えられる文章だといえそうです。
「理にかなっていない」という意味になるのですが、「他人から見ておかしい」という意味でも同じと考えられますね。
- 育児休暇をあけて職場に戻ったら、私のデスクがなく理不尽極まりないと感じました。
- 保育園に子どもを預けようとしたら、医療職のこどもというだけで拒否され理不尽極まりない扱いを受けた。
上記の「理不尽極まりない」の使い方では「普通では考えられない」ような場合に使う事ができそうです。
理不尽極まりないの正しい使い方は「あまりにも不当な扱い」などを受けた場合に使えます。
理不尽の類義語と対義語とは?

自分が納得できない事を理不尽と言いますが、類義語や反対語についても見てみましょう。
簡単な類義語としては「おかしい」があります。
- 理にかなわない
- 道理にかなっていない、理屈がおかしい
- 不条理
不条理という言葉に関しては「戦争がなくならない不条理な世界」などという使い方をします。
原因が不明な理由によって生まれた、筋の通らない環境や状況を表す言葉です。
理不尽は筋が通っていない人や物事を限定しています。
理不尽の対義語
実情によくあてはまっていること 適切であることを意味する。
実情によくあてはまっているとは、言い換えれば現実的によく考えられていること、現実としっかり合っていることと同義です。
正しくて道理にかなっていること。当たり前の考え
どちらも意味を考えて、理不尽の対義語となります。
- 働き方に対して、妥当な給料だ。
- 正当な扱いを受けた。
理不尽極まりないの意味と使い方【まとめ】
ここまで「理不尽極まりない」という言葉について解説してきました。
理不尽極まりない扱いは受けたくはないですが、誰でもあることかもしれません。
そんな時に思い出して使用してみましょう。
生活する中で理不尽な事は避けて通りたいですからね・・・。
- 理不尽の意味は「理にかなわない行動や様子」
- 極まりないの意味は「果てしない」「無限」という意味
- 理不尽の類義語は「理屈がおかしい」
- 理不尽の対義語は「妥当」と「正当」
これから先理不尽な世の中になっていってほしくないですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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