日本人がいつも使っている日本語の話し方には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3つの敬語があるのをご存知でしょうか?
普段何気なく使っている言葉には「敬語」「謙譲語」「丁寧語」があります。
今回は丁寧語と敬語の違いや意味、対象や使い分けについても解説したいと思います。
丁寧語と敬語について知りたい方は是非ご参考にしてみてください。
丁寧語と敬語の違いとは?

丁寧語と敬語の違いはどこにあるのでしょうか?
まず「敬語」とは相手を主とし相手を立てたい時などに使うのが敬語です。
つまり自分を下にして、相手を敬っている場合に使う言葉とも言えます。
- 行く(いらっしゃる)
- 言う(おっしゃる)
- 知る(お知りになる)(ご存じ)
- 見る(ご覧になる)
上記に書いているように普段使う言葉を丁寧に表現する言葉が敬語になります。
一方で「上品または丁寧な言いまわしをする時に使う」のが丁寧語になります。
- 行く(行きます)
- 言う(言います)
- 食べる(食べます)
- 見る(見ます)
会話の語尾に「です」「ます」がつく話し方が丁寧語となります。
「だ」の丁寧語は「です」、「ある」は「あります・ございます」、「ない」は「ありません」となります。
丁寧語は普段目上の人に使う言葉になり、日常生活でもよく使います。
それに対して敬語は普段から使い慣れていないと、丁寧語と混ざって使うことも多く変な日本語になることもあります。
敬語で話しているつもりで実は丁寧語だったということがある方もいるのではと思います。
つまり丁寧語と敬語の違いは丁寧な言い方をするのか上品な言い方をするのかの違いという事になります。
丁寧語と敬語の意味

あなたは、丁寧語と敬語それぞれの意味を知っていますか?
丁寧語と敬語の意味を早速解説していきます。
丁寧語の意味とは?
「丁寧語」の意味としては丁寧、上品な言い回しをして敬意を表す敬語という意味になります。
丁寧語は敬語に分類される言葉で、敬語の中に含まれます。
本来の言葉に上品さを添えるという意味で使われます。
主に「お」がつく場合が多く、言葉に添える形で使われる言葉になります。
例えば「ちゃわん」を上品に言うとすれば「おちゃわん」になります。
同様に「彼がボールを蹴った」を丁寧語に直すと「彼がボールを蹴りました」となります。
敬語の意味とは?
敬語とは「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の全てをひとくくりにした言葉になります。
話す人や書く人が相手や第三者を尊敬する意味の言葉になります。
相手に対しての「人物関係の証明」や「尊敬している事を表す」言葉という意味になります。
「敬語」という意味はその名の通り相手に敬意を表すという意味合いです。
日本人ながら日本語って本当に難しいですね。
丁寧語と敬語の対象とは?

丁寧語と敬語を使う対象について見ていってみましょう。
先ほども言ったように敬語の中に丁寧語があります。
丁寧語を使う対象は?
丁寧語を使う対象は自分が丁寧に扱いたい人(敬意を表したい人)全般になります。
「ます」「です」がついた言葉が丁寧語のため、日常の会話で使う場合が多く特別対象を決めるというものではありません。
敬語を使う対象は?
敬語を使う対象は自分より目上の人や年上の人全てが対象となります。
敬語を使わない場合はため口とも呼ばれ、知らない相手からすると不快な気持にする事もあります。
丁寧語と敬語の使い分け
敬語の中の丁寧語という事になるので、使い分けに関しては「丁寧語を使うかどうか」という事になります。
丁寧語を使う場合は物事を上品に言う場合なので、上品さが必要な場所や刃部にもよると思います。
上手に使い分けをする事で相手からの好感度にも影響する事になるでしょう。
丁寧語と敬語の違い【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
丁寧語と敬語は似ているようで意味や対象などにより異なる敬語と丁寧語の違いを知ってなるほど!と思った方もいるかもしれません。
それではここまでのまとめになります。
- 丁寧語と敬語の違いは「上品な言い方をするのか」「相手を敬う言い方をするのか」という事になります。
- 敬語の中に丁寧語が含まれています。
- 丁寧語は上品な言い回しをして敬意を表す敬語という意味
- 敬語の意味は話す人や書く人が相手や第三者を尊敬する意味
- 敬語の対象は自分より年上や目上の全ての人
- 丁寧語の対象は自分が丁寧に扱いたい人(敬意を表したい人)全般
これを機に敬語や丁寧語を上手く使い分けて見るのもいいかもしれませんね!
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