普段よく使う言葉の中に「在中」という言葉がありますよね。
よく使うのは「企画書在中」「履歴書在中」などと書かれています。
しかし人の場合も「在中」という言葉が使えるのでしょうか?
ビジネスマナーとしても大事な「在中」の使い方。
この記事では「在中」という言葉の正しい意味と使い方について一緒に見ていきましょう。
目次
在中の正しい意味とは?

普通に考えると在中とは「中にある」という意味になりますよね。
しかしどの程度の丁寧語でどのような事に使えばいいのかわかりませんよね。
在中は
という意味の文章になります。
では在中はどのような時に使われる言葉なのかについて見ていきましょう。
在中の正しい使い方➀重要書類を送る時
例を挙げていえば「履歴書」などが重要書類になります。
個人ではなく企業なので、たくさんのハガキや封筒が送られることになります。
その中でも必ず見てほしい書類になるため履歴書には「在中」と必ず書きます。
在中の正しい使い方➁必ず開封してもらうため
中には多くの封筒がきた場合には後回しにする事があります。
特に企業などでは、届いた封筒の中でも優先順位をつけているかも知れませんよね。
しかし「申込書在中」などと書かれているのであれば「申込書だ!」と思い開け忘れる事もありません。
在中の正しい使い方➂目的の場所にすぐに届けるため
会社でも、多くの部署が存在している会社もあります。
1つの封筒や申込書が間違って他の部署に届けられてしまうことも考えられます。
間違って封筒が言ってしまっては大変です。
しかし「〇〇課行資料在中」と書いて置くと間違って他の部署に届けられる可能性は低くなります。
さらに間違って届けられたとしても、間違いに気づき正しい部署に届くでしょう。
在中という言葉を人に使うことはある?

「課長在中」や「面接者在中」などと人に「在中」を使う事もあるのでしょうか?
しかし実際は在中を人に使うことはありません。
仕事上、企画書や請求書を相手の会社に郵送する場合は、同封とか在中という言葉を使いますよね。
同封というのは「この封筒の中に入っています」という意味です。
在中となると書類の内容が履歴書等重要な書類になると封筒の外に「在中」と記載すると受け取った相手方も重要な書類が封筒の中に入っているのが分かり処理をしやすくなります。
同じ読み方で「駐在」という言葉がありますよね。辞書で調べたら、公務で海外に勤務している人に使う言葉と分かりました。
- インドネシアの海外に勤務した場合=インドネシア駐在
- テレビのニュースキャスター=ワシントン駐在
等テレビやラジオで良く耳にする言葉ですね。
当然、お金に関しての表現にも使いません。
頭では良く分かっているつもりでも、間違いやすいですので注意が必要です。
繰り返しになりますが、「在中」と「駐中」の使い方を思い返すのもビジネスマナーには必要と思います。
在中の正しい書き方や場所は?

新人職員に、「この書類を在中として書いて郵送して」と指示すると相手から、「どのように書けばいいですか?」と聞かれる場合がありますよね。
学校の授業では教えないので、分からないのが当たり前です。
教える方法としては、次の方法が分かりやすいと思います。
封筒に「在中」と記載する場合は、「企画書」「履歴書」等重要な書類が入っていることを相手方に知ってもらう。
「在中」の文字は 赤字で封筒で縦型なら左下、横書きなら右下が一般的です。手紙を送るときは、メールでも「在中」記載で伝えると確実に担当者に伝わり喜ばれるのがポイントです。
在中にはどんな類語がある?
「在中」の言葉には、いろいろな類語があるご存じですか?
ビジネスシーンではるいろいろな類語が出てきます、「在中」もその一つです。
在中の類語をまとめてみました。
- 同封
- 同梱
同封の使い方は封筒の中に書類が入っていますという意味で「在中」より重要度が下がります。
例として・企画に対するエントリー用紙や請求書など
同梱の使い方商品を発送する時に一つ梱包する時に別の物をいれる場合段ボールの表紙などに書きます。
添付・・・メールて仕事のやり取りする時、ワードで企画書を作る時があると思います。
本文で書ききれないとき書類を添付として送ることをいいます。
封筒に在中と書く場合はどんな時?

ビジネスシーンで封筒に「在中」と書く場合は、確実に担当者から書類を渡したいときに使用します。
例としては、「企画書」「履歴書」等が広く用いられます。
在中の正しい意味と使い方【まとめ】
「在中」の使い方は、あくまでも「履歴書等の重要書類を封筒に赤字で記載する事」が基本ということでお金や人に使わないのをビジネスマナーとして覚えていて是非、若い人に正しくお伝えください。
特に間違いやすいのは「課長は在中しています。」と「課長は在室中です。」の言葉です。
この記事で「在中」の言葉の意味が正しく伝わりお役に立てれば幸いです。
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